前回、富山市の「薬種商の館 金岡邸」で薬研の薬作りを体験してきました。
今回も引き続き富山旅。
まずは射水市に移動して、”海の貴婦人”と呼ばれた帆船「海王丸」を見学しに行ってきました。
道の駅で未知のドリンクと出会う
前日に富山市から射水市へ移動。
弾丸旅行だったので、急遽予約したホテルルートイン射水に宿泊しました。
※楽天トラベルが開きます
2025年5月にオープンしたばかりで非常にきれいでした。大浴場と無料朝食も嬉しい。朝食では富山名物の白エビもいただけて大満足でした。
お腹を満たして出発!
海王丸パークへ向かう途中、道の駅 カモンパーク新湊にちょっと寄り道。

射水市のご当地キャラ。なかなかのネーミングセンス。
お土産屋ショップで可愛い瓶牛乳と謎のドリンクに出会いました。


新湊乳業協業組合が販売している「バーモント・デリシャス」は、その名の通りリンゴ酢と蜂蜜が用いられたリンゴ風味のジュース。
かつては全国で同様の商品があったようですが、今では数少ない存在になってしまったらしい。
確かに、牛乳瓶に入ったジュースは初めて見ました。
趣ノスタルジア

瓶は返す必要があったので、一気飲みして蓋だけ記念に持ち帰りました。
海王丸パークへ到着!海王丸の船内を見学
道の駅カモンパーク新湊から海王丸パークまでは車で8分で到着。
まず目に入ったのは新湊大橋。

全長3.6km、主塔の長さは127m。
私の素人写真では伝わらないのがもどかしいですが、本当にスケールの大きさに圧倒されました!

そしてこちらが海の貴婦人こと帆船「海王丸」
海の貴婦人と呼ばれる所以は白い帆を広げた姿の美しさから。
残念ながらこの日は帆が畳まれていましたが、十分素敵です。
入場料400円を払って内部へ潜入!
甲板


オレンジのマストが青空に映えます。
海王丸は商船学校の練習船として誕生した帆船。
昭和5年(1930年)に進水して以来、59年間で106万海里(地球約50周)を航海し
11,190名もの学生を送り出してきたそうです。
現役当時のままの姿で保管されており、船内には昭和レトロが随所に感じられます。
船室



画像は無いですが、一番下の練習生は2段ベッドが4台置かれた8人部屋でした。
階級が上がっていくほど部屋は豪華になっていきます。
そしてこちらがもっとも豪華な船長公室。

お隣は船長私室。こちらもほかの部屋に比べて豪華な作りです。


趣ノスタルジア
講堂
学生たちが講義を受けていた第一教室。デッキにつながる天窓から光が注いでいます。

教室の後ろには航海に関する書籍が並んでいました。

食堂
食堂には、現役当時の献立表が。

海王丸の献立。長い航海の楽しみの一つだったんでしょうね。
趣ノスタルジア
どんな料理なんだろう?
食事を知らせるチャイムは手動です。

船内を一通り見学した後は、再び甲板へ

これこれ!航海といえばこの舵輪ですよね。
帆を使って走る時に使用するもので、風が強いと4人がかりで回すこともあるとか。
直径は1m以上あるのではないでしょうか。
面舵いっぱーーーーい!と言いながらぐるぐる回したい。

隣に設置されたコンパスも非常にレトロで重厚感があります。
これを目印に大海原を走っていたんですね。

海王丸の最後方で風にたなびく日本国旗。日の丸の赤と空と海の青のコントラストが綺麗。
大航海のロマンに浸りながら見学していたら、なんだかんだで1時間ほどかかりました。
非常に見ごたえたっぷりで、写真を撮り忘れて見学に集中してしまったところも・・・。
また、船内にはボランティアガイドさんが巡回されていて、展示だけではわからない詳しい説明を聞くことができ、より楽しめました。
新湊観光船で日本のベニス、内川をクルーズ
海王丸を下船した後は、新湊観光船に乗船することにしました。
内川遊覧&12橋を巡る約50分間のクルーズです。
内川は富山新港から約3.4kmの運河で、海と海をつなぐ珍しい川。
北前船の中継地として栄え、両岸に民家や漁船が並ぶ風景から「日本のベニス」とも呼ばれる。


乗船前から屋根の上で待機しているカモメたち。
船内で売っている餌を覗かせると、たちまち寄ってきます。
投げる前に手から強奪していくことも・・・恐ろしい子!でもかわいい。
新湊大橋をくぐって内川に入ります。
全長4km弱の川に10以上の橋がかけられています。
その下をぐんぐん走っていく観光船。


なかなかに天井スレスレを攻めていきます。


民家と漁船が見えてきました。これが日本のベニス。渋い!

本来であればこの湊橋の下も進むようですが、今回は水位が高くくぐれないためこちらで折り返し。

対岸の風景を楽しみながら戻り、富山市を後にしました。
帰路で素敵な古道具屋さんに遭遇「古道具 とれじ」さん
「あ~いい旅だったな~」なんて余韻に浸りながら帰っていると、滑川市で気になるお店を発見。
「古道具 とれじ」さん

道路に面したオープンスペースで、古道具満載の魅力的な店内が丸見え!
思わずUターンして戻って参りました。
趣ノスタルジア
店内には多種多様な古道具が所狭しと並んでいます。



とにかく店内が広くて見ごたえたっぷり。
食器、玩具、アクセサリー、家具、ツール類などなど種類も多種多様です。
2階には大型家具も展示してあって、レトロなおうち作りはこちらで完結できちゃいそう。

今回は薬都 富山の旅ということで、こちらの薬の缶をお土産として購入しました。

じゃーん、ムヒの咳止め!


ムヒって咳止めも出してたんですね。
虫刺されのイメージしかなかったので意外。
薬缶を買ったのなら・・・ということで、おまけの袋もたくさんいただいてしまいました。
昭和レトロなデザインが堪らない~!本当にありがとうございました!

まとめ
射水市の海王丸から始まりまった、富山旅後編。
昭和の練習船として大海原を駆け抜けた「海の貴婦人」は、今も当時の姿を残しており、船内を歩くだけでロマンを感じられました。
その後は観光船に乗って「日本のベニス」と呼ばれる内川をクルーズ。
橋の下をくぐり抜け、カモメと戯れながら楽しむ水辺の風景は、とても印象的でした。
帰り道で偶然立ち寄った古道具屋「とれじ」さんでは、レトロ雑貨や家具がぎっしり並ぶ独特の世界観に心を鷲掴みにされました。
旅は最後まで気を抜いてはいけませんね。またゆっくりと再訪したい!
今回も富山の奥深い魅力をたっぷり味わえた一日でした。
以上、趣ノスタルジアでした。
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基本情報・アクセス
【海王丸パーク】
公式サイト:海王丸パーク|帆船海王丸を中心とした憩いのベイエリア
【古道具 とれじ】
営業時間:13時~18時
公式サイト:古道具とれじ | 滑川市で「宝もの」を扱うサービスを提供しています。富山県内全域で費用負担ゼロの出張買取サービスも行っております。